マイナスの資産の空き家の資産運用方法マイナスの資産の空き家の資産運用方法

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空き家の「困った」を解決!!

マイナスの資産の空き家の資産運用方法

マイナスの資産の空き家の資産運用方法

近年、新聞やテレビなどのメディアでも日本全国の空き家問題について取り上げられる機会が増えてきました。
2019年4月に公表された、最新のデータでは全国の空き家数は846万件でした。

これだけの数の空き家が、いま全国で半ば放置されている状態なのです。
国でも空き家対策が始まっており、空き家にしたままにしておくと、空き家近隣住民に多大な迷惑を掛ける恐れや、自分自身も手痛い出費を伴うことになりかねません。

ですが、固定資産税や維持管理費を払うだけの「マイナスの資産」である空き家を資産運用する方法はいくつもあるのです。
今回は、マイナスの資産の空き家の資産運用方法について紹介させて頂きます。

空き家のまま放置するデメリット

空き家は、10年ちょっと先の2033年には全体の住宅総数の30%を超えると言われています。
この年々増加する空き家に歯止めをかけるべく、2015年に空き家対策特別措置法が施行されました。

空き家は、様々な問題を抱えています。
空き家が引き起こす問題として、もっとも恐ろしいのは倒壊です。

長年放置し続け劣化に劣化を重ねて、ある日突然崩れ落ちるといった危険性をはらんでいます。
他にも、不審者や不法投棄、不法侵入。景観の悪化、火災、害虫の住処になる恐れなど多くのリスク挙げられています。

空き家のまま放置される人の一番の理由は、固定資産税に関する点が主な理由として挙げられます。
空地のままと、土地の上に住居が建てられているのでは、固定資産税が大幅に異なります。

そこで増える空き家対策として国が空き家対策特別措置法を施行しました。
これにより、市町村から特定空き家に認定されると、固定資産税の優遇措置が受けられなくなるほか、空き家の改善修復の勧告を受け、対応しなかった場合、最大で50万円の罰金が科されることもあります。

また、特定空き家に認定されると行政代執行に強制的に立ち入り、解体などが出来るようになります。
行政代執行でかかった費用は、空き家の所有者に全額請求されます。

空き家を資産運用する方法

放置し続けていると、固定資産税や維持管理費を払うだけの「マイナスの資産」でしかない空き家ですが、空き家は適切に活用すれば、収益を生み出すことの出来る「プラスの資産」になる可能性も十分に秘めています。
実際に、空き家を有効活用して大きな収益を手にされている方や、社会貢献している事例が数多くあります。

空き家をどうやって収益を生み出すことの出来る「プラスの資産」に変えることが出来るのか、実例を幾つか挙げていきます。

空き家を賃貸運用

一番オーソドックスな方法として「賃貸」が挙げられます。
築年数や立地、内装の状態にもよりますが、入居者が決まれば毎月、数万円の収益になります。

更に入居者が居るということは、管理してくれる人間が居るということと同義です。
元が取れないような収入でも、放置して毎月0円になって、劣化し続けて特定空き家に認定されてしまうより、毎月数万円でも収入が入って、劣化を防ぎ、特定空き家に認定されない賃貸貸し出しは非常におすすめな運用方法です。

シェアハウス、ゲストハウス運用

空き家が現在の住まいと近い距離にある場合は、割と管理もしやすいのでシェアハウス、ゲストハウスとしての運用方法も一つの手です。
シェアハウス、ゲストハウスは稼働、複数の入居者を一定数維持できれば、賃貸よりも高い家賃収入を実現することが出来ます。

近年日本はこれまで以上に海外からの観光客が多く、至る箇所でゲストハウスを求められる声があります。
1泊から利用することが出来るゲストハウスは旅行、出張、出向、交流など多目的のニーズがあります。

デメリットとして挙げられる点とすれば、やっぱり管理が大変で本業と合わせて片手間で運用するのは困難かもしれません。

解体して土地を運用

家が古すぎる場合、リノベーションしたりDIYして修復するにも高額な費用が掛かりそうな場合は、空き家を解体して土地活用の検討をオススメします。
そもそも空き家のままだと特定空き家に認定されてしまう恐れがあるので、特定空き家になることに怯えるよりいっその事、解体してしまうのも手です。

更地にしてしまえば、駐車場経営、トランクルーム/貸し倉庫、土地のみを貸すといった運用方法があります。
ただし、無計画に空き家を解体すると、解体費用に合わせて固定資産税が増えるだけになってしまうので、しっかりと計画し土地活用は実現可能かどうか集客など経営面を考慮してください。

土地の活用は、素人目ではわからないことが多くあると思うので空き家を専門とする不動産などに所有している土地に適した活用方法相談してみて下さい。

空き家を売却するのも資産運用の一つ

所有しながら収益を生み出すだけが資産運用ではありません。
中古物件なども、ある程度家賃収入を手にしたら売って手放して元金より増やすというのが常套手段として用いられるように、自身が所有している空き家も手放してまとまったお金を手にするのはお勧めの方法です。

空き家の売却は、固定資産税や維持管理費を払うだけの「マイナスの資産」が現金に変わるという点でも十分価値があります。
その現金を手にして他の資産に転換する発想のです。遺産として相続した空き家なら、もともと祖父祖母、両親などが住んでた長い期間を考えてみれば十分元は取ったと考えられます。

引き継いだもので思うところもあるでしょうが、価格次第で空き家を売っても良いと思えるなら売却をお勧めします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、マイナスの資産の空き家の資産運用方法について紹介させて頂きました。
固定資産税を緩和させるために、空き家を放置している方は非常に大勢います。

最新のデータでは全国の空き家数は846万件あるので、その数の多さは明らかですね。
あまりに増え続ける空き家に、歯止めをかけるべく国も空き家対策として特定空き家に認定した空き家には強制的に勧告や所有者の特定などが出来る空き家対策特別措置法というものを定めました。

特定空き家に認定されると固定資産税の減税の対象も解除される他、勧告を受けた場合その対応を無視すると最大で50万円の罰金が科されることにもなります。
さらに、行政代執行で解体などを行った場合、その費用は所有者に請求することが出来るので、現在では放置し続けるとデメリットと感じることが沢山所有者に降りかかります。

空き家は運用方法では、マイナス資産からプラス資産になる可能性を十分に秘めている資産です。
空き家を賃貸運用、シェアハウス、ゲストハウス運用、解体して土地を運用などプラス資産になる方法を幾つか紹介させて頂きました。

最終手段として、空き家を売却するのも決して悪い方法ではありません。自身が所有する上で、無理のないということが一番です。
紹介した資産運用方法には、詳しく取り上げませんでしたが、太陽光発電ソーラーパネルなどを空き家、空き地に置いて「野立て」と呼ばれる方法もありますが少し特殊で先行投資もそれなりに掛かるので今回は割愛させて頂きました。

空き家の活用アイディアは、アイディアの数だけあるので是非放置し続けず上手い活用方法を見出して下さい。

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